仏教徒であるが、イスラーム思想を研究してきた。
「宗教戦争」という言葉があるが、人との争いや殺し合いを宗教が宣伝するはずはなく、
どの大きな宗教も平和を奉じていると理解している。十字軍がそうであったように、
宗教戦争とは、時の政治家が政治的な思惑にしたがい宗教を利用した結果であり、
大衆は宗教という衣にだまされたと考える。
宗教も極めて重要ながら、やはり政治家はその責任の重さを強く自覚すべきであり、
いかなる政治家も自らの立場を守るために宗教を利用したり、
侵略戦争を選択肢に置くべきではないと信じている。