ビジョン (びじょん)

政治にはビジョンが必要である。民主党のマニュフェストが描くビジョンは、かつての自民党が描いたビジョンとは異なっている。

右肩上がりの経済と、世界のGDPの半分以上を米国が占めていた時代の日米関係を前提とした自民党のビジョンと、

現況を前提としたビジョンは異なって当たり前である。

自民党のマニュフェストが描くビジョンは未だにかつての想いが抜けきらない。

あれだけ優秀な党首を抱くにもかかわらず、みんなの党のビジョンは、

先進国で人口当たり最も官僚数が少ない日本で役人天国への批判に集中しており、

国民の関心をひくことが先行しているようで、ビジョンとは言えないように思われてならない。

民主党のビジョンとは、65歳以上の方々の年金制度を整え、それを支えるために官僚組織を通じない形でこども支援を実施し、

社会を支えるそうであるこどもの減少を予防もしくは拡大する。

その一方で現役世代や企業には、予算の制限もあるのでかつてのような支援はないが、

それでも、失業等の弱者へのセーフティネットは整えると理解しており、比較すれば他の政党のビジョンよりは明確かつベターである。

その一方で外交については改善の余地が大きく、この分野で大野もとひろは貢献できると考えている。