イラクの元大統領。
大野もとひろは、外交官として2回、サッダーム・フセイン政権下のイラクと深くかかわってきた。
90年の湾岸危機の際には、家族を連れて退避し、96-99年には、制裁下のイラクの惨状をつぶさに見、
2003年のイラク戦争の際には、専門家として情勢を細かに分析してきた。
サッダーム政権下でイラクは豊かになり、国の体をなしたことは事実ながら、
サッダーム・フセインの最大の罪は、国を戦争に導き、国民にその過ちのつけを回したことにある。